O店昼勤務、I店夜勤務。
客足はO店日中はやや上振れ、I店夜は並。
初出勤で体調不良により早退、からの長期休みに入っていたO店新人スタッフから案の定退職の連絡。
ちょっと前に店長へ様子を聞いておくよう指示を出していたのだが、悪い予感が当たったようだ。休みが長いと本人も顔出しにくくなっちゃよね。分かる分かる。
何にせよ宙ぶらりんな状態はお互いに良くない。良い結果でも悪い結果でも、早く分かれば次の行動に移せるわけだし。
昨日のI店夜営業の反省を踏まえ、朝の内に「奥座敷使い方のルール」を店舗LINEに流す。
ルール自体は簡単だ。スタッフ数に応じて、基本使わない、普段は閉めておくが必要に応じて開ける、常時開けておく、の3パターン。誰が見ても明確で分かりやすい。
他の席が使われても無いのにいたずらに席数を増やしてしまえば、物理的な移動距離が増えてスタッフの負担が増えてしまうし、昨日の様にキャパ以上の来客があっても対応できず迷惑をかけてしまう。
席に通してから待たされるくらいなら、席に着く前に待ってもらった方が「待たされ感」も感じにくいだろう。
即断即決。問題点が見つかればすぐ改善するべき。
ところが、それを受けて夜の時間帯責任者からLINEで「現場の判断に任せて欲しい」などと言われる。
は? それを今まで表立ってルール化してこなかったから問題が起きてるんですけど?
百歩譲ってその判断が正しかったとして、アナタが常に現場にいるわけじゃないですよね?
なんならプライベートで怪我をして、今現在仕事休んでるじゃないですか?
コッチはそのカバーのために日夜現場に出てるんですけど?
どの口が言うんですか?
、、、まぁそんな事は直接言わんけど。大人だしね。
なんやかんや話があちこちに飛びつつも、要するに彼が言いたいことは「自分は責任者としてプライド持ってちゃんと仕事してるから判断を任せて欲しい」という事と「自分の意見が全部否定されているようで納得いかない」とういう事らしい。
プライドとかの話はどうでも良い。それは自分の話でしょ。今は店全体の、今と将来の話をしてるんだよ。
話があちこちに飛ぶ理由も、読解力の低さが原因だし、意識や興味が自分と半径1メートルくらいの狭い範囲しか無い所為でいちいち言葉の端々にひっかかってしまうからだ。
誤解の無いようコチラがいくら言葉を尽くしても、まるで暖簾に腕押しだ。
知識や情報の ”土台” が共有できていないから、話が上手く噛み合わない。
そもそもサラリーマン経験が少なくて、組織の中での立ち回り方ができていない。
経営陣以下の ”個” にできる事、あるいはやるべき事とは、社員全員が会社の方針に従った行動を取ることだ。中間管理職なら部下がその様に行動できているかコントロールする事が仕事だよ。上からの指示は絶対だ。そもそも裁量権が欲しければ上から認められなきゃいけないでしょ? じゃまずは評価を上げるために上の言う通りにやってよ。
自分の意見を通したければプレゼンしなきゃダメだよね。「こうすれば、こういう理由で、会社にこのようなメリットがある」ということを言葉で説明できなければ、それはただの感想に過ぎないよ。それもできないで「会社は自分の意見を聞いてくれない」などと文句を言ってるなら、もっと勉強をして見返してみろと言いたい。
「プライド持って仕事している」こと自体は良いと思うけど、結局のところ結果が出てないのが一番の問題だ。結果に尽きる。
I店に関しては昼夜にパート責任者を置いて、本人たちが働きやすいようできるだけ自主性を重んじ、こちらから細かい事は言ってこなかった。その結果が今。毎月毎月、ほぼほぼ赤字状態だ。もちろん人件費や原材料、エネルギー費の高騰という外的要因があるにせよだ。
今までのやり方で上手くいかないのだから、当然これまでとは違うやり方をしなければならない。
任せた時点でそれぞれの責任者にポテンシャルがあれば良かったけど、結局結果が出せなかったし、何らか成長していたとしてもそれが数字として追いついていないということ。
過去の拙い飲食店経験で得た知識だけで、今でも戦えると思っているのが間違い。常に自身をアップデートしなければならないのに。
現時点で言えるのは、任せられるのはせいぜい現場の一労働者くらいでしかないということだ。今後の成長を待っている余裕は既に無い。
俺の反省点としては、本人達の能力を過信した事と、それ故に教育を怠ってしまった事だ。
でも本人から成長する気が無いとも受け取れる言葉が出てきたので、それはそれでできる範囲だけ、見合う仕事をやってもらうしかない。成長しない奴に今以上の仕事は任せられん。ある意味適材適所。
伸び代を期待して教育するか、それ以上期待せず、できることだけやってもらうしかない。飲食店で頭数が必要なのは仕方無いこと。能力の高い人材が都合よく現れることなど無いのだから。
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